〝音斎処〟

I Want A Music Using Rear Laser Audio


レーザーターンテーブルについて

レーザーターンテーブルの話題が大抵「価格が高い」で終わってしまうのが残念だ。
個人が良い音質でレコード再生する「だけ」なら、確かに大きな出費だ。
しかし、レーザーターンテーブルはこの先何年待っても「安価」にはならない。逆に将来存在しなくなる可能性すらある「絶滅危惧種」なのだ。

購入価格が「高い」だけではない。メンテナンスにもそれなりに出費が必要である。
レーザーターンテーブルをアナログ盤再生装置の一つとして理解するよりも、高級外車と考えた方がより真相に近い。使わなければ能力を発揮できないが、使えば当然劣化する部分も出てくる。初期性能を維持するには保守費用が発生する。

レーザーターンテーブルの特徴のひとつは「無接触」であること。針や盤が消耗したり損傷したりしない。
今一つは「高出力」であること。フォノダイレクト仕様であれば400mVで出力可能である。
この二つの特徴により、レーザーターンテーブルは単なるアナログ盤再生装置を超えて、新な用途が拡がっている。
・新規アナログ盤の検盤
・絶版アナログ盤の復活
・絶版アナログ盤からのCD作成、ハイレゾ音源作成
・高出力であるため、デジタル処理時S/N比が高い
・フォノダイレクトによりイコライザー特性をRIAA以外にも容易に変更可能
・カートリッジがメーカーや品番により音に個性を持たせているのと違い、レーザーターンテーブルの音は唯一無二であり、盤同士の比較や他のオーディオ装置同士の比較の為の基準原器となり得る。

>>あと、一般には殆ど知られていないが、レーザーターンテーブルは振動と横Gにめっぽう強い。これは明知鉄道の気動車(ジーゼル列車)内でレコードコンサートをした経験によるもの。日本一の急勾配をフルスロットルで駆け上がる車中でも、Rのきつい部分での遠心力でも音跳びを起こさない、音溝のトレースを外さない。この音溝追随性は針振動で音を拾うカートリッジ式のターンテーブルとは比較にならない信頼性である。<<

こんな感じで並べてみると、個人の用途よりは、ミュージシャンや音源制作現場の方々、所謂「業界人」にもっと使って欲しい製品である。

〝音斎処〟ではレーザーターンテーブルを使用することが多いけど、カートリッジタイプのターンテーブルを使わないわけではない。
〝音斎処〟の基本的考え方に「レコードが収められた演奏の音量と同等の音量で聴くことが基本」と言うのが有り(かなり私個人の思い込み)、通常個人が家で聴く時の音量とは比べ物にならない音量で聴くことにしている。とは言え、ピークで方チャンネル30ワット出てれば良いところなんだけど‥‥。そんな音量でカートリッジタイプのターンテーブルを使うためには防振対策が大変だ。〝音斎処〟には1トン近くある鉄製のDJテーブルがあるから安心だけど、普通の家庭ではそこまで備えられない。実際自宅で、ピークで10ワットを超えるくらいでカートリッジタイプのターンテーブルを鳴らすと、結構シンドイ。だがレーザーターンテーブルだと安心なのだ。

#恵那市岩村町安田邸 #いわむら五っこ

12インチコレクション 追加分

6月13日にいただいた分の12吋盤のリストがやっと整理できました。
こちらでどうぞ!

ノイズ除去の威力

ノイズ除去(ノイズリダクション)がどれ程の効果をもたらすかを、シェラック盤により比較してみました。
音源は1955年発売の「田舎のバス」(中村メイコ)です。後にヴァイナルとして再発もされているようですが、こちらはオリジナルのシェラック盤78回転です。
ノイズ除去前の音源は 24ビット 192kHz のAIFF、ノイズ除去後は 16ビット 44.1kHz のWAVで、いわゆるCD品質です。

田舎のバス(ノイズ除去 前)

田舎のバス(ノイズ除去 後)

五十年前の自分の声を聞く

五十年前の自分の声を聞くと云うのは、歌手でレコードを残してでもいないと中々経験できないと思う。
終活の一環で、ボチボチではあるが身辺整理をしている中で、父親の残した膨大なオーディオテープの中から、やっと見つけたのがこのテープだ。
丁度中学三年の15歳の頃の自分の声‥‥今聞き直すと父親の声とよく似ていることに愕然としている。

それにしても、レコード盤と云い民生用の磁気テープ(オープンテープ)と云い、結構長持ちするもんだと今更ながら驚いている。
決して保管状態が良かったわけではなく、埃に塗れて忘れ去られていたわりに、再生音はキチンとしている。問題なのはテープそのものより再生装置だ。

レコード盤を手放す理由の最大のものは、再生装置が無いと言うのだが、磁気テープも同様、ひょっとすると現在ではCDもそうかも知れない。
幸い再生装置も残っていたので、こうしてデジタイズが可能だったのだが、再生状態は必ずしも満足の行くものではない。

〝音斎処〟は今レコード盤の修復と再生で手いっぱいだが、こうした磁気テープの修復や再生披露などもできればいいなと考えている。

磁気テープ

フォノシートの実力