2014/11/15 Sat Filed in:
レーザーターンテーブル | レコ鉄本日の「レコード列車」のセットリスト
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田舎のバス(78rpm:1955)曽根 史朗
若いおまわりさん(78rpm:1956)中村メイ子
ボタンとリボン(78rpm:1948)ダイナ・ショア
ロコモーション(7'-45rpm:1974 )グランド・ファンク・レイルロード
旅人よ(7'-45rpm:1966)加山雄三
夜空を仰いで(7'-45rpm:1966)加山雄三
蒼い星くず(7'-33rpm:1966)加山雄三
ブライト・ホーン(7'-33rpm:1966)加山雄三
ブラック・サンド・ビーチ(7'-45rpm:1965)加山雄三
ヴァイオレット・スカイ(7'-45rpm:1965)加山雄三
時間よ止まれ(7'-45rpm:1978)矢沢永吉
帰って来たヨッパライ(7'-45rpm:1967)ザ・フォーク・クルセイダーズ
People, Let’s Stop The War(7'-45rpm:1971)グランド・ファンク・レイルロード
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本日「明知鉄道まつり・レコード列車」で使用したレーザー・ターンテーブルを製造・販売する株式会社エルプの営業担当の竹内さん(バラカンモーニングを聴かれていた方にはおなじみの名前ですが)からの情報ですが、この20日の「めざましテレビ」で最近また注目されているアナログ・レコードに関する内容がオンエアされるようです。その中で株式会社エルプとレーザー・ターンテーブルについても紹介が流れるということなので、関心のある方はご覧ください。
普段朝は苦手な私ですが、できる限り早起きしようと思っております。
早起きといえば、今朝は半年ぶりで5時半に起きて、レコード列車の準備のために7時半に明智駅に到着というスケジュールをどうにかこなしました。
退職前は大体こんな時間に起きて通勤しいたのですが、最近はすっかり自堕落な生活に変わってしまっており、そっかこの季節って起きた時にはまだ外は暗いんだった、と改めて思い出した次第です。
レコード列車ですが、大盛況・満員御礼とはなりませんでしたが、恐らく昭和20年代前半生まれの方々が10人近く、それと子供連れの家族の方などがレコードをかける車両に乗車されていました。
今日かけたレコードが昭和30年代のSP盤、昭和40年代のシングル盤だったので対象年齢的にははまっていたかと思います。それなりに楽しんでいただけたこと思います。
残念なことに、その方々も岩村駅で下車されてしまい、岩村駅では若い女性二人が乗って見えましたが、乗客はグンと減ってしまいました。
そんな中かけたレコードが、フォーククルセイダーズの「帰ってきた酔っ払い」とそのB面の「ソーラン節」で‥‥これが意外に彼女らには新鮮だったのかうけてたようです。
そんなわけで「明知鉄道まつり・レコード列車」は無事終了したのですが、本当はこれは凄いことなんです。だって、鉄道の通常ダイヤで運行する列車で一般乗客を対象にしたレコード列車なんて、本当はギネスモノなんですから。前代未聞、前代未聴‥‥空前絶後とまでは言えないですが、今までそんな列車を走らせてくれた鉄道会社などないと思います。その意味で、明知鉄道の皆さんには感謝しております。
反省点、と言うより今後の糧としては:こうしたオープン形式のレコード列車というのはまだまだ機が熟していないのかも、ということです。最近一部ではアナログ・レコード(最近はヴァイナル・レコードというらしい;正確にはSPはヴァイナルではないのだが)の見直しというか再評価がなされていて、FM放送を中心に話題になっているようです。とはいえまだまだ認知度は低いので「レコード列車」の凄さの理解はまだまだです。
技術的に行って、揺れる気動車内でレコードをかけるなんて本当に凄いことなんです。それが株式会社エルプのレーザー・ターンテーブルでは可能なんです。
気動車(ジーゼルカー)と電車の違いもなかなか理解がされていない方が多いのですが‥‥今回を含めた三回目の経験から言って、恐らく新幹線を含む電車の中の方が圧倒的にレコードはかけやすいと思います。車を考えてみればすぐに理解できると思いますが、電気自動車やハイブリッド車の方が発進加速がスムーズでほとんど変速時のショックがないわけです。ところが、ジーゼル・エンジンのマニュアルのトラックなんかはエンジンの揺れや変速時のショックが大きいわけです。同じことが気動車と電車にも言えます。その意味で明知鉄道の気動車内でレコード・コンサートをすることに私なりの大きな意味があるわけです。日本一の急勾配と言われる坂道をフルパワーで駆け上る気動車のジーゼル音をものともしない大音量でレコードを聴く醍醐味は味わってみないとわかりませんヨ!!
<一旦休憩>
2014/11/07 Fri Filed in:
レーザーターンテーブル | レコード洗浄 今日も半日レコード洗浄をしていた。
知らない方が多いと思うので書いておくと、実は株式会社エルプのレーザー・ターンテーブルは極めて埃に弱い。弱いとはどういうことかというと、レーザーで音溝に刻まれた音源をトレースする為、音溝にある埃も音源として再生してしまうのだ。しかもレーザーではラッセル効果が効かない。つまり針での再生であれば音溝に残っている埃は針が押しのけながら再生していくのだが、物理的形状を持たないレーザー光は溝に残った埃を押しのけることができないのだ。その結果埃の波形が雑音として再生されてしまうのだ。
レーザー・ターンテーブルで良い音を再生するためには、レコードの徹底的な洗浄が不可欠で、できる限り埃を残さないようにしなければならない。当然ながらレーザー・ターンテーブルでの再生を前提とした洗浄を施したレコードは、一般的な針式のターンテーブルで再生してもその効果は抜群である。針がラッセルする埃がない分音は澄んでくる。スプレー式のレコード・クリーナーでこびりついた音溝の埃までとって仕舞えば、たとえ針式の再生であっても音が良くなるのは当然だ。なんといってもレコードは音溝に刻まれた波形をなぞって音源を再生するわけだから。
最近洗浄に使う洗剤をいろいろ試している。洗剤といってもレコード専用の洗剤ではない。ごく一般的な洗濯用の洗剤をいろいろと試しているのだ。
最初に試したのは歯磨き‥‥これはペースト状になっているので、それを小皿に絞り出して精製水で薄めながらレコード面に塗っておき、歯ブラシで溝の中に溜まった埃をゴシゴシ掻き出していたのだ。これは結構効果があったのだが、なんせ腕が疲れる。そこで次につい先日まで使っていたのが液体洗剤‥‥これは、ある程度薄めたものを歯磨き同様歯ブラシにつけてレコード面に満遍なく塗っていくのだ。その後、歯ブラシを軽く動かしながらレコード面にちいさな泡ができるようにこすっていく。これで歯磨きの時よりも作業は楽になり、レコード面の汚れも良く取れるようになった。
ところがこの方法を実行しているうちにあることを発見してしまった。泡というのは、水分がなくなると粉になるということ。化学的にどうなのかはよくわからないが、泡立てたレコード面の最終洗浄はヴァキューム吸引による汚水の除去なので、泡立てたレコード面を何枚もヴァキューム吸引するうちに、どうもヴァキューム機内部に白い粉が残っていくようになったのだ。場合によっては吸引した水を排水するための細いゴムホースが、そのために詰まってしまう。まぁあまり泡立てないで、あるいはヴァキューム前に多くの水をレコード面に注いで、液体洗剤を薄めて洗い流してやれば良いのだが、それはそれで手間なのだ。
そんなこんなで今試しているのは、重曹を液体洗剤で溶いてペースト状にしたものをレコード面に塗る方法だ。なんだか最初のペースト状の歯磨きに戻ったようではあるが、そうでもない。今度はゴシゴシ掻き出したりはしないし、泡立てたりもしない。ポイントは音溝の深いところまで均等にこの洗浄剤を塗り込むことにあるようだ。
先日、たしかFacebookでだったけどレコード盤に木工用ボンドを塗って、一日置いて乾いたボンドを皮をめくるように剥がす、というのが映像つきで紹介されていた。これはこれで良い方法だと思うし、やってみたいと思うのだが、ボンドが乾くのに一日おかないといけないのが難点だ。しかも剥がすときに失敗できない。完全に一枚皮で剥がさなければならない。そんなわけで私は当分液体洗剤系で色々試していくことにする。