〝音斎処〟

I Want A Music Using Rear Laser Audio


シェラック盤と文句カード

シェラック盤と文句カード‥‥と言われても理解できなかも知れない。

シェラック盤とは、日本で「SP盤」と呼び習わされているレコード盤のこと。海外では「78(SEVENTY-EIGHT)」とも呼ばれているらしい。で、何故「シェラック盤」なのかだが‥‥SP盤のSPとは「Standard Playing」を表すレトロニムであり、日本の敗戦後に登場したLP盤に対する語として使われ始めた。LP即ち「Long Playing」である。また海外での「78s」は毎分78回転することによる。で、私が思うのは、このどちらの用語も「帯に短したすきに長し」なのだ。

LP盤登場前にはSP盤とは呼ばれていなかったし、回転数は必ずしも毎分78回転だけではない。そこで、原料と云うか製造方法と云うか、に目をつけて、現在一般的に「レコード盤」と呼ばれている、所謂「アナログ盤」とか「ヴァイナル・レコード」との区別をしてみた。とは言え、この用語法は必ずしもわたし独自のものではない。ネット上には既にこの用語例も存在する。
私がこのシェラック盤という語にこだわるのは、自身のレコードに持つイメージが『割れるレコードと割れないレコードの二つ』に由来する。わたしの子供の頃(昭和30年代)は、レコード盤は割れるものだった。小学校の高学年(昭和40年代初頭)になって、放送部でレコード盤を扱うようになって気づいたのが、レコード盤は割れなくなったことだ。そんな理由で、割れるレコード盤の時代=シェラック盤、割れないレコードの時代=ヴァイナル盤、と区分することにした。ここで云う「割れる」「割れない」は、盤を落としてもと言う意味である。

文句カードとは、今で云えば「歌詞カード」のことだ。今年の春までは、この文句カードの存在を知らなかった。と言うのも、今まで手にしたシェラック盤には、一つとしてこの文句カードが付属していなかったからだ。この春、親戚から貰ったシェラック盤には、多数の文句カードが綴られた手帖様のものが含まれていた。
勿論、初見だった為、すぐにはその用途が理解できなかったが、色々調べてみてやっと「文句カード」との語に行き着いた。そして、文句カードとは歌詞カードのことだと判明したわけだ。

此れがまた面白いのである。歴史が詰まっているのである。内容も面白いのだ。日本文化の底流のようなものが読み取れる気がする。そんなわけで、追い追い紹介して行きたいと考えているわけだ。

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テイチク 五郎とその母 1540 1

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五月の〝音斎処〟

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さて月もあらたまり、騒がしい世間とは裏腹に、静かな田舎で時が過ぎゆくのを感じているワタクシですが、今五月の〝音斎処〟のお知らせです。
今月は久し振りにクイーンの特集です。一昨年に採り上げたテーマですが、昨年来のクイーン・ブームに再刺激を受け、今回もテーマとして採り上げてみました。
どれがかかるか判らない‥‥でもこれだけは外せない。皆そう思っているはずです。


クイーン オペラザの夜

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