〝音斎処〟

I Want A Music Using Rear Laser Audio


12インチコレクション 追加分

6月13日にいただいた分の12吋盤のリストがやっと整理できました。
こちらでどうぞ!

ノイズ除去の威力

ノイズ除去(ノイズリダクション)がどれ程の効果をもたらすかを、シェラック盤により比較してみました。
音源は1955年発売の「田舎のバス」(中村メイコ)です。後にヴァイナルとして再発もされているようですが、こちらはオリジナルのシェラック盤78回転です。
ノイズ除去前の音源は 24ビット 192kHz のAIFF、ノイズ除去後は 16ビット 44.1kHz のWAVで、いわゆるCD品質です。

田舎のバス(ノイズ除去 前)

田舎のバス(ノイズ除去 後)

五十年前の自分の声を聞く

五十年前の自分の声を聞くと云うのは、歌手でレコードを残してでもいないと中々経験できないと思う。
終活の一環で、ボチボチではあるが身辺整理をしている中で、父親の残した膨大なオーディオテープの中から、やっと見つけたのがこのテープだ。
丁度中学三年の15歳の頃の自分の声‥‥今聞き直すと父親の声とよく似ていることに愕然としている。

それにしても、レコード盤と云い民生用の磁気テープ(オープンテープ)と云い、結構長持ちするもんだと今更ながら驚いている。
決して保管状態が良かったわけではなく、埃に塗れて忘れ去られていたわりに、再生音はキチンとしている。問題なのはテープそのものより再生装置だ。

レコード盤を手放す理由の最大のものは、再生装置が無いと言うのだが、磁気テープも同様、ひょっとすると現在ではCDもそうかも知れない。
幸い再生装置も残っていたので、こうしてデジタイズが可能だったのだが、再生状態は必ずしも満足の行くものではない。

〝音斎処〟は今レコード盤の修復と再生で手いっぱいだが、こうした磁気テープの修復や再生披露などもできればいいなと考えている。

磁気テープ

フォノシートの実力

フォノシート(或いはソノシート)の実力と
中山千夏さんの歌唱力の凄さ


ひょっこりひょうたん島 1960年代の小学生向け学習雑誌の付録と思われるフォノシートより。

 
ひょっこりひょうたん島1

 
ひょっこりひょうたん島2

現役当時は、雑誌のオマケ的にしか扱われていなかったフォノシートやソノシートですが、丁寧にノイズ除去を施してやれば、いまのCDとは比べ物にならない生々しい音が入っています。
しかも今となっては聴けないような歴史的価値のある音源も、ひょっとして収録されているかも知れません。
この音源の「ひょっこりひょうたん島」もそうした中の一つと思えます。なんせ、見ていた当時は余り感じなかったけど、これは超長篇ミュージカルだったんだって、このシートを聴いていても分かります。

この音源は、フォノシートをデンオンのDP-5000F+DL-103で再生し、(株)エルプの【eLPE-1】と【eLPE-プラス】を通してデジタイズしたものを、Mac用のノイズ除去ソフトで処理したものです。
CDと同じ「16bit 44.1kHz」のWAVファイルになっています。

フォノシートは侮れない

最近学習中のノイズ除去ですが、その過程でフォノシートとかソノシートと呼ばれるレコード盤の凄い実力を知ることとなった。
あんなに薄いヴィニール製のペラペラした物ですが、そこに刻み込まれた音と云うのは、想像以上に凄いものだ。

江利チエミ
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